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「勉強する学生が欲しい」経団連、通年採用の本音

経団連と大学は新卒の学生の通年採用を広げる方針を決めた。3月に説明会が始まり、6月に面接が解禁される今の「就活ルール」が形骸化する中、就活は一段と前倒しになる可能性がある。両者にはもう一つ、学業について合意するポイントがある。「卒業要件の厳格化」だ。学業で成果を残す学生が評価されるようにする狙いが込められている。

就職情報のディスコ(東京・文京)によると、2020年卒の大学生・大学院生の4月1日時点の就職内定率(内々定を含む)は26.4%だった。卒業の1年前に4人に1人が内定を獲得している。面接で学業の成果を見られていたとしても、大学3年生までの成績しか評価されていない。

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